テント泊で小蓮華バックボールを目指す:テント泊の準備〜下山まで

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どうもー、今日はこの前行った山行の小蓮華BB(バックボール)を目指すツアーの山行記録をお伝えしたいと思います。

小蓮華BBとは、白馬エリアでも屈指のフェイスでおそらく一枚バーンとしてはエリア1の大きさと斜度と危険度が合わさった場所です。

今回も前回のガイド会社と同様:ブルークリフさんにお世話になりました。

では見ていきましょう。

目次

前日までの準備:装備など

装備

まずは準備段階で装備を確認します。装備は前回の槍ヶ岳の装備にテントをプラスで持っていきました。

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装備リスト

リストにするとこんな内容です。

テント泊装備リスト
  • バックパック
  • テント
  • シュラフ
  • ダウンパンツ
  • ダウンシューズ・テントシューズ
  • ダウンジャケット(上着)
  • マット、枕
  • スプリットボード
  • シール
  • ビンディング
  • ブーツ
  • ゴーグル
  • ヘルメット
  • グローブ、テムレス
  • アイゼン
  • ピッケル
  • 保温ボトル(お湯用)
  • 保温ボトル飲み物入れる用
  • トラブル時に使う小物類
  • 2日分の食料、お酒、つまみ
  • プラティパス 、湯たんぽ用の保温ボトル、漏斗
  • バーナー(今回は共同装備のため、自分は持参なし)
  • ゴープロ、など撮影機器
  • 充電器とケーブル

とざっくりとこんな内容です。詳しくはまた後日別の記事で投稿します。

前回の反省を踏まえて、今回は前日から白馬入りしました。前回(槍ヶ岳)は寝不足のまま1日目の移動に労力を使ってしまったので、今回はたっぷりと睡眠を取ります!

(・・・のはずでしたが、白馬の友達と深酒をしてしまい、結局寝不足でいくことに。。。w)

出発〜移動

ついに出発になりました。

この日は八方第5駐車場に駐車して、みんなで荷物を車に乗せて栂池に移動。

今回、テントなど荷物が多いのですが、テント場まではほぼ林道。なので荷物を持ってもなんとかたどり着けると想定しています。

今回パッキングはレスキュースレッドを使って、テント場まで運ぶ予定だったのですが、荷物がおもすぎ、というかレスキュースレッドが重すぎて、引けずに途中で断念、それぞれ荷物をもって移動することに

iphoneの撮影より

早々に荷物を運搬するレスキュースレッドは諦め、普通に運ぶことに

林道を記念撮影して、普通に各自持ってきた荷物を運ぶことに笑

(なんのためにやったんだww)

林道を軽快に進み、テント場に到着、テントやシュラフなどツアーに必要のない荷物をおろして、一路白馬乗鞍岳を目指すことに。

このとき12時ごろ、すでに一般ツアーだとメインのドロップポイントを滑り降り、そろそろ帰るルートへ移動することも多い時間ですが、こっちはテント泊。ここは夕方の残パウ狙って移動を開始します。

白馬乗鞍山頂付近

健脚揃いの皆様、軽快に歩いていきます。

山頂で滑走準備

山頂付近で滑走準備をします。風が強くて準備しづらかったですが、まぁ白馬乗鞍の山頂付近の風としては普通のレベルではないかと。

みんなの滑ったあと

みんなの滑ったあとです。いやー、7人パーティで滑るとギタギタになりますねw

途中少しデブリの底付きをしますが、気持ちの良いパウダーです。

午後16時ごろ、滑り終わってテントの設営準備

滑り終わってテントの設営準備をします。このときおおよそ16時頃

長期設営でもないので、ダブルウォールの普通のテントで十分でした。ここに2人、隣の大きい方に3人、ガイドテントに1名で寝ます。

3シーズン用の普通のテント

宴用のモノポールシェルターも設営

このときの設営方法はご覧の通り、掘りごたつ風にして、脚を下に出せるように掘り進めます。掘りごたつのサイズはブーツの足が一つ入るくらい。ここを小さく作るほうが温かいとのこと。

また少しだけ背もたれも作って(削って)、宴会用の場所完成です。

宴会場の完成、処女作。

掘りごたつの中の様子はこちら

夜は次の日のお湯をつくりつつ、夕飯を食べながら宴会。

といってもアルファ米とレトルト食品とおつまみなので、今投稿しながら見るととてもさもしいでうすがw。いろんな話が聞けてとても楽しいです。

寒すぎてなかなかお湯がわきません。

きれいな星空を見て。就寝。持ってる衣類は全て着て寝ます。

眠りについて、すぐがめちゃめちゃ寒かった・・・

次の日は6時には山には出発をします。

2日目、メインポイントのバックボールを目指す

2日目午前6時

暗闇、そして軽く強風

暗闇の中、準備を済ませて出発をします。

夜が明けてきました。すごく幻想的

すべてのことに感謝したくなるくらいきれいな世界。こんな世の中をいつまで残していきたいですね。

八方側もすごいくいい感じに日があたってます。

乗鞍の山頂付近からバックボールを偵察

小蓮華バックボール

小蓮華バックボールです。ここから写真だとわかりにくいですが、風紋がかなりできてました。風紋とは風の通り道で、爆風が吹いたときにできるもの。

つまり、ウィンドパックされている可能性が高いです。

進みながら、チームで検討しました。今回はバックボールが不安定要素強かったことに加え、金山沢方面がかなり良さそうとのこと。

結果、バックボールは諦め、金山沢に変更

結果、バックボールは諦めて、金山沢に変更。このとき午前10時頃。厳冬期の午前10時にこの場所に立てることがテント泊の利点、前日はガスがあり、滑ってる人はおらず。

ノートラック決定。なかなかないロケーションで滑走。

ギタギタになりますねw 金山沢上部

最高の一本をいただきました。

もうワンピッチ落として、登り返すときに自分たちの滑った斜面を見ます。

いやー良いですね!

船越の頭まで登り返して、テント撤収、これにて完了

このあと船越の頭まで登り返して、テント撤収後、本日の山行が無事に終了。

累積獲得標高で1600m!!

いやー、遊んだ遊んだ!楽しかったー。

最後は温泉に使って、無事下山

最後は温泉に浸かり、無事に下山!たのしかったー。

3シーズンシュラフでも気温が低すぎなければ行けること、宴会用のモノポールシェルターの作り方だったり、雪山でのテント設営もできたので、すごくいい経験になりました!

また今シーズンもうテント泊があるので楽しみです!

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