どうもー、今日はこの前行った山行の小蓮華BB(バックボール)を目指すツアーの山行記録をお伝えしたいと思います。
小蓮華BBとは、白馬エリアでも屈指のフェイスでおそらく一枚バーンとしてはエリア1の大きさと斜度と危険度が合わさった場所です。
今回も前回のガイド会社と同様:ブルークリフさんにお世話になりました。
では見ていきましょう。
前日までの準備:装備など
装備
まずは準備段階で装備を確認します。装備は前回の槍ヶ岳の装備にテントをプラスで持っていきました。
装備リスト
リストにするとこんな内容です。
とざっくりとこんな内容です。詳しくはまた後日別の記事で投稿します。
前回の反省を踏まえて、今回は前日から白馬入りしました。前回(槍ヶ岳)は寝不足のまま1日目の移動に労力を使ってしまったので、今回はたっぷりと睡眠を取ります!
(・・・のはずでしたが、白馬の友達と深酒をしてしまい、結局寝不足でいくことに。。。w)
出発〜移動
ついに出発になりました。
この日は八方第5駐車場に駐車して、みんなで荷物を車に乗せて栂池に移動。
今回、テントなど荷物が多いのですが、テント場まではほぼ林道。なので荷物を持ってもなんとかたどり着けると想定しています。
今回パッキングはレスキュースレッドを使って、テント場まで運ぶ予定だったのですが、荷物がおもすぎ、というかレスキュースレッドが重すぎて、引けずに途中で断念、それぞれ荷物をもって移動することに
早々に荷物を運搬するレスキュースレッドは諦め、普通に運ぶことに
林道を記念撮影して、普通に各自持ってきた荷物を運ぶことに笑
(なんのためにやったんだww)
林道を軽快に進み、テント場に到着、テントやシュラフなどツアーに必要のない荷物をおろして、一路白馬乗鞍岳を目指すことに。
このとき12時ごろ、すでに一般ツアーだとメインのドロップポイントを滑り降り、そろそろ帰るルートへ移動することも多い時間ですが、こっちはテント泊。ここは夕方の残パウ狙って移動を開始します。
健脚揃いの皆様、軽快に歩いていきます。
山頂付近で滑走準備をします。風が強くて準備しづらかったですが、まぁ白馬乗鞍の山頂付近の風としては普通のレベルではないかと。
みんなの滑ったあとです。いやー、7人パーティで滑るとギタギタになりますねw
途中少しデブリの底付きをしますが、気持ちの良いパウダーです。
午後16時ごろ、滑り終わってテントの設営準備
滑り終わってテントの設営準備をします。このときおおよそ16時頃
長期設営でもないので、ダブルウォールの普通のテントで十分でした。ここに2人、隣の大きい方に3人、ガイドテントに1名で寝ます。
宴用のモノポールシェルターも設営
このときの設営方法はご覧の通り、掘りごたつ風にして、脚を下に出せるように掘り進めます。掘りごたつのサイズはブーツの足が一つ入るくらい。ここを小さく作るほうが温かいとのこと。
また少しだけ背もたれも作って(削って)、宴会用の場所完成です。
掘りごたつの中の様子はこちら
夜は次の日のお湯をつくりつつ、夕飯を食べながら宴会。
といってもアルファ米とレトルト食品とおつまみなので、今投稿しながら見るととてもさもしいでうすがw。いろんな話が聞けてとても楽しいです。
寒すぎてなかなかお湯がわきません。
きれいな星空を見て。就寝。持ってる衣類は全て着て寝ます。
眠りについて、すぐがめちゃめちゃ寒かった・・・
次の日は6時には山には出発をします。
2日目、メインポイントのバックボールを目指す
2日目午前6時
暗闇の中、準備を済ませて出発をします。
夜が明けてきました。すごく幻想的
すべてのことに感謝したくなるくらいきれいな世界。こんな世の中をいつまで残していきたいですね。
八方側もすごいくいい感じに日があたってます。
乗鞍の山頂付近からバックボールを偵察
小蓮華バックボールです。ここから写真だとわかりにくいですが、風紋がかなりできてました。風紋とは風の通り道で、爆風が吹いたときにできるもの。
つまり、ウィンドパックされている可能性が高いです。
進みながら、チームで検討しました。今回はバックボールが不安定要素強かったことに加え、金山沢方面がかなり良さそうとのこと。
結果、バックボールは諦め、金山沢に変更
結果、バックボールは諦めて、金山沢に変更。このとき午前10時頃。厳冬期の午前10時にこの場所に立てることがテント泊の利点、前日はガスがあり、滑ってる人はおらず。
ノートラック決定。なかなかないロケーションで滑走。
最高の一本をいただきました。
もうワンピッチ落として、登り返すときに自分たちの滑った斜面を見ます。
いやー良いですね!
船越の頭まで登り返して、テント撤収、これにて完了
このあと船越の頭まで登り返して、テント撤収後、本日の山行が無事に終了。
累積獲得標高で1600m!!
いやー、遊んだ遊んだ!楽しかったー。
最後は温泉に使って、無事下山
最後は温泉に浸かり、無事に下山!たのしかったー。
3シーズンシュラフでも気温が低すぎなければ行けること、宴会用のモノポールシェルターの作り方だったり、雪山でのテント設営もできたので、すごくいい経験になりました!
また今シーズンもうテント泊があるので楽しみです!