「想像よりもタフで険しい」そんな言葉がよぎる山行でした。
今日は厳冬期の槍ヶ岳にアタックしたときの山行を紹介します。
1月の連休に槍ヶ岳にBCに行きました。狙うはズバリ!槍ヶ岳山頂と飛騨沢の滑走!
前の年から行ってみたいなーと思っていた場所だったので、今回行けてよかったですがー、本当に大変でした。その様子を紹介します。
今回はブルークリフという白馬のガイド会社にガイドをお願いしての山行でした。
動画での紹介はこちら
厳冬期槍ヶ岳
主な全体の山行計画
全体の山行計画としては以下のようになりました。
1日目
- 8時頃、新穂高集合、山行開始
- 15時頃、槍平避難小屋到着、次の日の準備をしてご飯を食べて就寝
2日目
- 午前3時頃スタート
- 10時までに肩の小屋到着予定(天候悪化のため早めの行動に)
3日目
- ご来光を見る
- 低気圧通過後の疑似晴天狙いで飛騨沢滑走
- その後下山(登山道)
という内容です。
もちろん、気象予報がずれたり、天候悪化があった場合は撤退のため、この通りにはいかないのですが、理想の計画としてはこのような形でした。
装備準備について
装備についてですが、今回は山小屋(避難小屋泊)での計画だったので、テント以外の厳冬期テント泊装備を持っていきました。
ざっくりと以下のようなものです。(食料以外)
- スプリットボード
- シール
- ブーツ
- ビンディング
- ゴーグル
- 予備ゴーグル
- テムレス
- オーバーミトン
- 予備手袋
- バックカントリー用小物類(ドライバー、スクレイパー、ライターなど)
- 900mlの山専ボトル
- 200mlの魔法瓶(直飲み用)
- プローブ
- ショベル
- ビーコン
- アイゼン
- ピッケル
- ハーネス
- ストック
- 寝袋
- ダウンインサレーション
- マット
- ダウンパンツ
- ダウンシューズ
- 枕
- トランシーバー
- ジェットボイル(バーナー)
- サングラス
絵にするとこんな写真になりました。
ここから少し修正があったのと(コップは持っていかなかった)これに2日分の行動食や朝夕食をいれて、完成です。
いやはや、やはり重い(果たしてこれを持って滑れるのだろうか)
最近ではこの連日の計画にせずに夜中に出発するワンデーツアーで夜中に出発するなんてこともあったりします。(良い子はマネしないようにw)
出発当日、予想通りの超いい天気
出発当日の朝になりました。すべてを組み上げるとこんな形になりました。(我ながらコンパクトになった気がするw)
出発したその日はすごくいい天気でしたー
登山道も雪が埋まりきってない。少ないですねー。。
軽快に進みます。
避難小屋到着!
槍平小屋では、水が汲める場所がありそこから水を調達して、今日の参考はここでおしまい。
避難小屋も混雑しておらず、こんな形で過ごします。
明日は3時半出発予定なので、早めに夕飯にします。
ハイパーライトのインサレーションポシェットにお西のごはんがシンデレラフィット!
炊きあがるのも早く、快適にアルファ米が食べれます。
ここで今夜は終了。
明日は早朝より槍ヶ岳、肩の小屋、山頂を目指します!